今日はニキビについてのお話です。
ニキビの原因と言ったら毛穴詰まり誰もが知っている情報だと思いますが、
ではなぜ毛穴が詰まってしまうのかそれは
「角栓」
角栓とは、
・毛穴付近に残った角質
・毛穴から分泌される皮脂
これらが混ざって出来たもの
ここでお肌の構造に少し触れます。
お肌の表皮は、基底層で新しい細胞が作られて、有棘層、顆粒層、角質層になり、「角質」は最終的には「垢」になって剥がれ落ちるという「ターンオーバー」を常に繰り返されています。
このターンオーバーが、加齢や生活習慣の乱れといった何らかの理由で周期が伸びてしまうと、角質がちゃんと剥がれ落ちずにお肌に残ってしまいます。
そして、毛穴にある皮脂腺で作られる「皮脂」は、本来はお肌のバリア機能となって外部からの侵入を防ぐ働きや、内側から水分が逃げない様にしてくれる働きがあります。
また、お肌を柔軟にしてくれるためのものなのですが、「過剰」に皮脂が分泌されることが問題なんです。
なぜなら、お肌に残った「角質」と過剰に分泌された「皮脂」が混ざることで角栓になってしまうからです。
角栓が毛穴を防いでしまうと、毛穴が目立ってしまったり、ニキビの原因になってしまうのです。
では角栓を防ぐ方法とは
「ターンオーバーの周期が伸びて」しまいお肌に残った角質と、「過剰に分泌」された皮脂が混ざることで角栓が作られてしまいますので、
☑ターンオーバーを促進するさせる
☑皮脂の過剰分泌を防ぐ
これらで角栓を防ぐことができます。
そして、角栓を防ぐことができれば、毛穴が目立つことを防げるだけではなく、ニキビの予防にもつながります。
では、どうやってターンオーバーを促進して、皮脂の過剰分泌を防いだら良いのか?
一つにはレチノールの効果
レチノール(ビタミンA)は角栓の対策には非常におすすめの成分です。
レチノールの代表的な効果を挙げていきますと
・ターンオーバーを促進する
・皮脂の過剰分泌を防ぐ
・ヒアルロン酸の産生を促進する(潤いの源)
・真皮分解酵素を阻害する(弾力やハリが保たれる)
等々
この様に、レチノールにはターンオーバーを促進して、皮脂の過剰分泌を防ぐという、
「角栓対策のための成分」と言えるでしょう!
角栓を気にする方は、レチノールが配合された化粧品をおすすめします。
化粧品成分名で言いますと下記の様に書かれいます。
・レチノール
・パルミチン酸レチノール
そして私が最もおすすめしたいのは、レチノール(パルミチン酸レチノール)とビタミンC誘導体が一緒に配合されている化粧品です。
ビタミンCの効果は
・メラニン色素の還元(シミを薄くする)
・チロシナーゼ酵素の阻害(シミをできにくくする)
・過剰な皮脂分泌の抑制(ニキビになりにくくする)
・コラーゲンの合成(シワ、たるみの予防)
・抗酸化(あらゆる肌トラブルの予防)
肌が酸化することであらゆる肌トラブルの原因となりますので、ビタミンCはとっても優秀な成分ですが、そのまま塗っただけでは皮膚に浸透しにくく不安定なのが欠点です。
その欠点を補っているのがビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体とは
ビタミンCに「誘導体」というものを化学的にくっつけて「ビタミンC誘導体」にして化粧品に配合されます。
そして誘導体に「どんなものをくっつけるのか?」によって、効果や持続性、安定性などが変わってきます。
例えばしっとりさせたい人には保湿効果のあるグリセリンとくっつけて
「〇〇グリセリルアスコルビン酸」という名称になります。
ニキビケアに大切なスキンケアは
・角栓などによって毛穴を詰まらせない
・皮脂コントロールする
・そしてターンオーバーを正常に働かせる
参考にしてみて下さいね♪