今日はマスクをするとなぜニキビになりやすいのかそのメカニズムと改善方法をお伝えします。
コロナなどのウイルスや花粉対策で何かとマスクが手放せない日々は続いていますが、ニキビで皮膚科に受診する患者さんは以前より30%強増えたそうです。
これはマスクの影響が大きいと考えられています。
ではマスクをすることでなぜニキビになるのでしょうか?
それは大きく分けて3パターンあります。
その①
マスクする
↓
皮膚温度が上がる
↓
皮脂分泌が増える(皮膚温が1度上がると皮脂が10%位増える)
↓
アクネ菌が増える
↓
ニキビになりやすい
その②
マスクする
↓
汗をかく
↓
皮膚のpHが上がる(弱アルカリ性)
↓
アクネ菌が増える
↓
ニキビになりやすい
その③
マスクをする
↓
ストレスを感じやすい
↓
ストレスホルモンが増える(コルチゾール)
↓
皮脂分泌が増える
↓
アクネ菌が増える
↓
ニキビになりやすい
(改善策)
・不織布マスク以外を使う
・皮脂分泌を抑える化粧品を使う
ビタミンCやレチノール(ビタミンA)←これがおすすめ!
・洗顔後は保湿をしっかり行う(お肌が乾燥すると弱アルカリ性に傾きアクネ菌が増えやすい)
(改善策食事編)
・糖質(お米、麺類、パン類、お菓子、甘い物)を食べ過ぎない
・乳製品や油を使った料理は控える
・腸内環境を整える
善玉菌が優勢にはたらいていればいい腸内環境といえますが、腸内環境は食事や運動、睡眠などの影響で変化してしまうもの。
腸内環境が悪化すると、ニキビ以外に便秘や下痢などのおなかの不調が現れてきます。
腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌を増やすことがポイント!
そのためには、食生活を工夫することです。
腸内の善玉菌を増やす方法の1つが、善玉菌のエサとなる食物繊維をたっぷり摂ること善玉菌のエサになりやすいのは水溶性食物繊維なので、例えば海藻類や玉ねぎ、ごぼう、キウイなど又善玉菌そのものを摂取して補っていくこともおすすめです。
例えば味噌や納豆、ヨーグルト、漬物、キムチなどの発酵食品を積極的に摂ることもおすすめします。
ニキビの原因はそのほか様々あります。
これだけ気を付けていれば良いと言うことはありませんが、何らかの原因で皮脂分泌が増えて皮脂が毛穴を詰まらせ、アクネ菌が繁殖してそこに紫外線が当たって炎症になったりします。
又炎症になることで肌を守るために角質を厚くして更に毛穴が詰まりやすい状態になります。
ですからまずは
・毛穴を詰まらせない様にする
・余分な角質は除去する
・抗炎症作用のある化粧品で整える
・油分の少ないアイテムでしっかり保湿する
・紫外線対策をしっかり行う
ニキビを悪化させないためにも早めのケアをして下さいね!